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ネットvs.リアルの衝突―誰がウェブ2.0を制するか (文春新書)
佐々木 俊尚
文藝春秋
グループ:Book /ランキング:139355
価格:¥ 840
発売日:2006-12 /通常24時間以内に発送
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カスタマーレビュー
おすすめ度:
Winny事件とweb2.0の時代の概観
(2008-08-17)
前半部分はWinny事件について記載されています。後半部分は、インターネットが出現してからweb2.0時代について概観しています。著者の意見はなく、淡々と調べた内容や事実のみを記述している。
Winnyの紹介を以下にしておく。Winny は、ファイルの共有に中央サーバを必要としないピュアP2P方式で動作する。さらにこの暗号ファイルを関係ない第三者を経由してバケツリレー方式で行う。誰がどのファイルをどうやって送信・受信又は転送を送ったかがわからないので非常に匿名性が高い。Winny以外のすべてのP2Pソフトにも言えることですが、ソフト自体は違法でない。2006年12月13日Winny開発者に著作権侵害ほう助の有罪判決、金子勇被告は控訴予定。金子氏が著作権を破壊するような目的があってWinnyを開発したかどうかが争点なんだろう。
デジタル時代になって、著作物の模倣が簡単にしやすい現状がある。作家といいますか著作物を守る必要はある。しかし、どうやって著作物の模倣を防ぐかといったことが求められる。
web2.0の時代になって、コンピュータ技術が国家や現実社会とどう折り合いをつけるかという点で興味がある。Winnyがでてから、著作権とどう折り合いをつけるのか。また、web2.0は双方向のコミュニケーションなので、権力側(マスコミを含む)とどう折り合いをつけるのか。そういうところに着目したい。
ソフトウエアやインターネットと、リアルな権力の関係を点描
(2008-04-24)
Winnyによる情報流出、Winny作成者の逮捕劇、TRONなど標準化での日本の敗北、
情報家電での日本の敗北、オープンソースに関する国家戦力等が
ドキュメンタリー風に描かれています。
警察の動きやソフトウエア戦略における国の行ってきたことが
中心に描かれています。技術的な内容は、あまり出てきません。
副題にあるWeb2.0の話題は、少々でした。
まとまってソフトウエアと権力(国家権力、標準化という権力)
との関係を描いている本は、
あまり読んだことがなかったためか、興味深く読めました。
ネット社会の理想と現実
(2008-04-15)
Winnyにまつわる事件を始まりに、インターネットの存在自体を遡り、その理想と現実を紐解いてゆく。その過程はなかなかスリリングで面白かった。また、技術力はありながら、その対応の悪さゆえに、世界規模で起こっている革新と変化にいまひとつ対応しきれていない、日本のあり方にもずいぶんと歯がゆい思いが湧き上る。
モノごころがついた頃には、すでにインターネットが生活の一部として当たり前になっていた世代にも、その源流や思想、成り立ちは興味深いものがあるのではないだろうか。
ほかのレビュアーさんたちが指摘されているように、本書のタイトルから抱くイメージと内容に齟齬があるため、読中しばらく違和感がをおぼえるが、読了すると「まぁ、そういったまとめ方もあるのかな」と思えてくる。
しかし、どちらかと言えば
Winnyとはなんだったのか
−ネット社会の理想と現実−
くらいの方がしっくりとくる。
タイトルとの乖離が甚だしい
(2008-01-13)
タイトルを想像して買うと内容の乖離に失望してしまう。
リアルとの衝突とあるがその内容のほとんどがwinnyについてである。
winnyに関してあまり詳しくなく、その技術の素晴らしさや開発者の金子氏についての話は興味深かったが題名にある大きな枠組みとしてのリアル対ネットの構図について知りたかったため内容には不満足であった。またそのほかのことについて書かれている内容もどことなくつかみどころが無いように感じた。
著者はネットに関して精力的に執筆しており内容も非常に興味深いものが多いため、この本には星二つという評価をつけさせていただいた。
ただwinnyについての話を詳しく知りたい人には内容に富んだ本であると思う。
著者の生活を支えるという意味を込めて、借りないで買おう!
(2007-08-08)
最近スピードを増している著者の仕事ぶりの中では、
本書は一気呵成に書き上げられたとの印象が濃い。
そのため、スピード感という表面的な記述のメリットに沿うように、
話題があっちに飛びこっちに飛び、という風に、散漫な感じも否めない。
とはいえ、これだけの情報量を、たった一人の人物が取材をもとに、
ものしたという事実には、一票を投じなければならないと思う。
というのも、膨大な取材費と書籍代を経費にして、
新書という形式で安価に提供することによって、
ベストセラーにでもならない限り、著者の懐が潤うということはないからだ。
よって、著者が今後も一層ネット業界に深部へと歩みを進めていけるよう、
本書は、借りずに購入するというのが筋というものだろう。
ただし、時代先進的な試みは、数年後に読み返されることがなくなり、
圧倒的に時代遅れになる可能性も有している。
それゆえに、著者は走り続けなければならないし、
読者もともに追い続けなければならない。
本書に登場する名称、十年後に残っているだろうか?
おすすめ度:
Winny事件とweb2.0の時代の概観
前半部分はWinny事件について記載されています。後半部分は、インターネットが出現してからweb2.0時代について概観しています。著者の意見はなく、淡々と調べた内容や事実のみを記述している。
Winnyの紹介を以下にしておく。Winny は、ファイルの共有に中央サーバを必要としないピュアP2P方式で動作する。さらにこの暗号ファイルを関係ない第三者を経由してバケツリレー方式で行う。誰がどのファイルをどうやって送信・受信又は転送を送ったかがわからないので非常に匿名性が高い。Winny以外のすべてのP2Pソフトにも言えることですが、ソフト自体は違法でない。2006年12月13日Winny開発者に著作権侵害ほう助の有罪判決、金子勇被告は控訴予定。金子氏が著作権を破壊するような目的があってWinnyを開発したかどうかが争点なんだろう。
デジタル時代になって、著作物の模倣が簡単にしやすい現状がある。作家といいますか著作物を守る必要はある。しかし、どうやって著作物の模倣を防ぐかといったことが求められる。
web2.0の時代になって、コンピュータ技術が国家や現実社会とどう折り合いをつけるかという点で興味がある。Winnyがでてから、著作権とどう折り合いをつけるのか。また、web2.0は双方向のコミュニケーションなので、権力側(マスコミを含む)とどう折り合いをつけるのか。そういうところに着目したい。
ソフトウエアやインターネットと、リアルな権力の関係を点描
Winnyによる情報流出、Winny作成者の逮捕劇、TRONなど標準化での日本の敗北、
情報家電での日本の敗北、オープンソースに関する国家戦力等が
ドキュメンタリー風に描かれています。
警察の動きやソフトウエア戦略における国の行ってきたことが
中心に描かれています。技術的な内容は、あまり出てきません。
副題にあるWeb2.0の話題は、少々でした。
まとまってソフトウエアと権力(国家権力、標準化という権力)
との関係を描いている本は、
あまり読んだことがなかったためか、興味深く読めました。
ネット社会の理想と現実
Winnyにまつわる事件を始まりに、インターネットの存在自体を遡り、その理想と現実を紐解いてゆく。その過程はなかなかスリリングで面白かった。また、技術力はありながら、その対応の悪さゆえに、世界規模で起こっている革新と変化にいまひとつ対応しきれていない、日本のあり方にもずいぶんと歯がゆい思いが湧き上る。
モノごころがついた頃には、すでにインターネットが生活の一部として当たり前になっていた世代にも、その源流や思想、成り立ちは興味深いものがあるのではないだろうか。
ほかのレビュアーさんたちが指摘されているように、本書のタイトルから抱くイメージと内容に齟齬があるため、読中しばらく違和感がをおぼえるが、読了すると「まぁ、そういったまとめ方もあるのかな」と思えてくる。
しかし、どちらかと言えば
Winnyとはなんだったのか
−ネット社会の理想と現実−
くらいの方がしっくりとくる。
タイトルとの乖離が甚だしい
タイトルを想像して買うと内容の乖離に失望してしまう。
リアルとの衝突とあるがその内容のほとんどがwinnyについてである。
winnyに関してあまり詳しくなく、その技術の素晴らしさや開発者の金子氏についての話は興味深かったが題名にある大きな枠組みとしてのリアル対ネットの構図について知りたかったため内容には不満足であった。またそのほかのことについて書かれている内容もどことなくつかみどころが無いように感じた。
著者はネットに関して精力的に執筆しており内容も非常に興味深いものが多いため、この本には星二つという評価をつけさせていただいた。
ただwinnyについての話を詳しく知りたい人には内容に富んだ本であると思う。
著者の生活を支えるという意味を込めて、借りないで買おう!
最近スピードを増している著者の仕事ぶりの中では、
本書は一気呵成に書き上げられたとの印象が濃い。
そのため、スピード感という表面的な記述のメリットに沿うように、
話題があっちに飛びこっちに飛び、という風に、散漫な感じも否めない。
とはいえ、これだけの情報量を、たった一人の人物が取材をもとに、
ものしたという事実には、一票を投じなければならないと思う。
というのも、膨大な取材費と書籍代を経費にして、
新書という形式で安価に提供することによって、
ベストセラーにでもならない限り、著者の懐が潤うということはないからだ。
よって、著者が今後も一層ネット業界に深部へと歩みを進めていけるよう、
本書は、借りずに購入するというのが筋というものだろう。
ただし、時代先進的な試みは、数年後に読み返されることがなくなり、
圧倒的に時代遅れになる可能性も有している。
それゆえに、著者は走り続けなければならないし、
読者もともに追い続けなければならない。
本書に登場する名称、十年後に残っているだろうか?
