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カスタマーレビュー
おすすめ度:
う〜ん・・・
(2008-08-19)
江國香織さんの代表作『きらきらひかる』の十年後が
書かれた短編を含む全9編の短編集
全体的に少し退廃的な感じがする、人々の日常が書かれています
あるある、と思うところはないですが、もしかしたら
こんなこともあるかもしれない…という非常に微妙なところが
『ぬるい眠り』という題名にぴったりとくる感じがします
個人的には『きらきらひかる』の続編が期待が大きかったせいか
う〜ん…と言う感想に落ち着きました
ぜんぶの話ではないけれど
(2008-03-06)
ぜんぶの話がツボにはまるわけじゃない。話に入りきれず、おもしろくなくて読み飛ばしてしまう話もある。人の興味関心は全て重なることは無いからあたりまえか。
あんまりだなあ、と思う話の中に、ゾクッとするくらい惹かれる話がある。私にとって江国さんの作品はそうだ。長編でハズレだったときは悲しいけれど、短編集なら、まず間違いなく2、3は心の琴線に触れる。
今回もあった、あった。
読者の人はみんなそれぞれにあるかもしれないが、私にとっては最初の話ととろとろの話だ。自分には恋人がいるので、こういう、もてあましてしまうほどの率直な感情のあり方がよく分かる。本当によく分かる。
江国さんは決して感情の説明を野暮に行ったりしない。
その感情が作り出すよくわからない行動や、それを形作る匂いや、色や、音なんかを、独自の言葉でつむぎだす。それはとても簡潔で、余計な虚飾があまりなくて、なのに、すごく絶妙な言い方をしている。その、「とろとろ」などの、絶妙な言葉に、私のよく分からないもやもやした心持がぴったりと言い表されたようで、すごく爽快な気持ちになる。
そんな風に、心にぴったりの話を1つでも見つけることができれば、もうけものだ。
最も短い作品が、最も印象に残りました
(2007-10-11)
久しぶりに読んだ江國さんです、帯に「きらきらひかる」の10年後を描く作品を含む短編集と書いてありましたので。
江國さんの作品の中ではやはり1番好きなのは「きらきらひかる」なので、続きが気になりました。で、それ以外の短編もいつもの江國さん作品です、みずみずしい文体で、愛情にストレートな女性が主人公で、エキセントリックな1面を持ち、感情の起伏が極端に大きいか、小さいという特徴があり、理解ある男性(ゲイ含む)が出てくるという特徴があると私は考えています。ですが、初期の作品に多い特徴です。最近のものは読んでいないので、少し違ってきているとは思いますが。
個人的には「清水夫妻」が1番好きです、お葬式に出る事を趣味とする中年の夫婦との交流を描いた短編ですが、私の好きな江國さんの作品です。「きらきら〜」の続編というか10年後の近況を視点を変えて描いた作品「ケイトウの赤、やなぎの緑」もなかなか良い、カラリとした作品で、あの夫婦はそうなるであろうという10年後を裏切りません、そこが良かったです。蚤との格闘を描く「災難の顛末」も唸らせる作品です、恐いです。
しかし、中でも1番気になったのは最も短く、力強く、それでいて江國さん個人のプライベートは全く知りませんが、何となく私の中で素の江國さん個人に近いのではないか?と(もちろん私の勝手な、ヨコシマな想像です、失礼ながら)思わせる人物の出てくる「夜と妻と洗剤」が強烈な印象を残しました。恐ろしい短編です。
ゆるい日常に起伏を与えたい方に、軽い(けれど軽すぎるわけではない)物語をお求めの方にオススメ致します。
ううむ…。
(2007-07-10)
江國さんの作品は好きですが、この本は一気に読むことができませんでした。ただ単になま「ぬるい」雰囲気しか伝わらず、一度気持ちが離れてしまうとあとは江國さんらしい一つ一つの表現にも覚めていってしまう…、という感じです。瑞々しいはずの表現が作りものに感じられました。気が乗らなければ次の作品、というように読み飛ばしながら読みましたが、どれもあまりピンときませんでした。「デューク」など、個人的には江國さんの短編にも好きなものが多いのですが、この本はあまり合わなかったようです。
ちょっと残念・・・
(2007-06-29)
「江国香織とっておき作品集」に既録されている作品が多かったのが残念。
古い作品が多く、彼女の文章が時間を経るごとに
どんどん洗練されてきていることを改めて実感した。
気に入ったのは、
見知らぬ人物の葬儀に参列することが趣味という不思議な夫妻と
主人公の女性との奇妙な交流を描いた「清水夫妻」。
「ケイトウの赤、柳の緑」は初期の傑作「きらきらひかる」の続編。
まだ読んでいない方には是非読んでほしい。
おすすめ度:
う〜ん・・・
江國香織さんの代表作『きらきらひかる』の十年後が
書かれた短編を含む全9編の短編集
全体的に少し退廃的な感じがする、人々の日常が書かれています
あるある、と思うところはないですが、もしかしたら
こんなこともあるかもしれない…という非常に微妙なところが
『ぬるい眠り』という題名にぴったりとくる感じがします
個人的には『きらきらひかる』の続編が期待が大きかったせいか
う〜ん…と言う感想に落ち着きました
ぜんぶの話ではないけれど
ぜんぶの話がツボにはまるわけじゃない。話に入りきれず、おもしろくなくて読み飛ばしてしまう話もある。人の興味関心は全て重なることは無いからあたりまえか。
あんまりだなあ、と思う話の中に、ゾクッとするくらい惹かれる話がある。私にとって江国さんの作品はそうだ。長編でハズレだったときは悲しいけれど、短編集なら、まず間違いなく2、3は心の琴線に触れる。
今回もあった、あった。
読者の人はみんなそれぞれにあるかもしれないが、私にとっては最初の話ととろとろの話だ。自分には恋人がいるので、こういう、もてあましてしまうほどの率直な感情のあり方がよく分かる。本当によく分かる。
江国さんは決して感情の説明を野暮に行ったりしない。
その感情が作り出すよくわからない行動や、それを形作る匂いや、色や、音なんかを、独自の言葉でつむぎだす。それはとても簡潔で、余計な虚飾があまりなくて、なのに、すごく絶妙な言い方をしている。その、「とろとろ」などの、絶妙な言葉に、私のよく分からないもやもやした心持がぴったりと言い表されたようで、すごく爽快な気持ちになる。
そんな風に、心にぴったりの話を1つでも見つけることができれば、もうけものだ。
最も短い作品が、最も印象に残りました
久しぶりに読んだ江國さんです、帯に「きらきらひかる」の10年後を描く作品を含む短編集と書いてありましたので。
江國さんの作品の中ではやはり1番好きなのは「きらきらひかる」なので、続きが気になりました。で、それ以外の短編もいつもの江國さん作品です、みずみずしい文体で、愛情にストレートな女性が主人公で、エキセントリックな1面を持ち、感情の起伏が極端に大きいか、小さいという特徴があり、理解ある男性(ゲイ含む)が出てくるという特徴があると私は考えています。ですが、初期の作品に多い特徴です。最近のものは読んでいないので、少し違ってきているとは思いますが。
個人的には「清水夫妻」が1番好きです、お葬式に出る事を趣味とする中年の夫婦との交流を描いた短編ですが、私の好きな江國さんの作品です。「きらきら〜」の続編というか10年後の近況を視点を変えて描いた作品「ケイトウの赤、やなぎの緑」もなかなか良い、カラリとした作品で、あの夫婦はそうなるであろうという10年後を裏切りません、そこが良かったです。蚤との格闘を描く「災難の顛末」も唸らせる作品です、恐いです。
しかし、中でも1番気になったのは最も短く、力強く、それでいて江國さん個人のプライベートは全く知りませんが、何となく私の中で素の江國さん個人に近いのではないか?と(もちろん私の勝手な、ヨコシマな想像です、失礼ながら)思わせる人物の出てくる「夜と妻と洗剤」が強烈な印象を残しました。恐ろしい短編です。
ゆるい日常に起伏を与えたい方に、軽い(けれど軽すぎるわけではない)物語をお求めの方にオススメ致します。
ううむ…。
江國さんの作品は好きですが、この本は一気に読むことができませんでした。ただ単になま「ぬるい」雰囲気しか伝わらず、一度気持ちが離れてしまうとあとは江國さんらしい一つ一つの表現にも覚めていってしまう…、という感じです。瑞々しいはずの表現が作りものに感じられました。気が乗らなければ次の作品、というように読み飛ばしながら読みましたが、どれもあまりピンときませんでした。「デューク」など、個人的には江國さんの短編にも好きなものが多いのですが、この本はあまり合わなかったようです。
ちょっと残念・・・
「江国香織とっておき作品集」に既録されている作品が多かったのが残念。
古い作品が多く、彼女の文章が時間を経るごとに
どんどん洗練されてきていることを改めて実感した。
気に入ったのは、
見知らぬ人物の葬儀に参列することが趣味という不思議な夫妻と
主人公の女性との奇妙な交流を描いた「清水夫妻」。
「ケイトウの赤、柳の緑」は初期の傑作「きらきらひかる」の続編。
まだ読んでいない方には是非読んでほしい。
